1959-10-29 第33回国会 衆議院 本会議 第4号
これに対抗して、大隈侯を説得し、白瀬探検隊の後援会長につかせたのであります。そして、演説会などをして金を集め、探検隊を助けました。今日の南極探検の先駆者の役割を果たしておられるわけであります。(拍手)これは明治四十三年のことであります。 また、選挙権を拡張すべきだという主張は学生時代にまとめられ、「普通選挙論」という書物を著わしております。
これに対抗して、大隈侯を説得し、白瀬探検隊の後援会長につかせたのであります。そして、演説会などをして金を集め、探検隊を助けました。今日の南極探検の先駆者の役割を果たしておられるわけであります。(拍手)これは明治四十三年のことであります。 また、選挙権を拡張すべきだという主張は学生時代にまとめられ、「普通選挙論」という書物を著わしております。
そこで白瀬中尉の白瀬探検隊の事柄を持ち出しまして、南極に対して一つの基地を設けておく、設置するということに対する努力が肝要である、こういうことを考えておったのであります。果せるかな、今日世界各国は先を競ってあらゆる南極探検の行動を開始しました。しかもアメリカのごときは五つの基地をここに建設せんとしておるのであります。
また南極地方に対しまして、一九一二年白瀬探検隊の探検の事実に基いて、日本国におきまして、南極地方の主権の帰属が問題になる場合には、日本の主張を考慮されたいという立場を、一九三八年、正式に米国国務省に通告いたしておりましたが、この事実を考慮して、以後そういう主張をすることを放棄する趣旨が明らかにされておるわけであります。
○西村(熊)政府委員 御質問は南極圏にあると了解いたしますが、南極圏に対する日本の主張と申しますのは、皆さん御承知の白瀬探検隊によりまして、今手元に資料を持ち合せておりませんので、ここに正確な緯度、経度を申し上げることができませんが、二つの地点について先占の権利を白瀬中尉が主張いたされました。